takatan blog

The roam diary of forest road by serow225

藤沢の里山探索2  

探索日:2015年03月22日


健康の森の探索も半分程が過ぎたところで、Y字路の傍らにあった歴史的建造物。
果たしてそれは何を示しているのでしょうか。
fc2blog_20150402214642180.jpg


遠藤まちづくり推進協議会が設置した看板によれば、ここは、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)により道案内をしたと云われる場所なんだとか。

猿田彦大神と言えば、遠く三重県は伊勢にある猿田彦神社に祀られる神で有名ですが、天孫降臨の際に、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に道案内をしたという事で、道の神、旅人の神とされるようになり、道祖神と同一視されたようです。その為、全国各地で塞の神・道祖神が「猿田彦神」として祀られています。



看板の横には、「猿田彦大神 遠藤村」と彫られた石柱が建っていました。
石柱の側面には、「右厚木道 左一の宮 遠藤村」と彫られており、ここが厚木道、つまり大山参道と遠藤村との分岐点である事が窺えます。



「みちひらき」の神様と言われるようになった猿田彦大神は、妻である天宇受賣命(あめのうずめのみこと)と共に、伊勢の地から全国へと開拓を進めた神様だと言われているそうです。
どおりで、あちこちでこの名前を見る訳ですね。

猿田彦大神の石柱の脇には、二十三夜塔の碑がありました。
二十三夜塔とは、18世紀後半から昭和初期に掛けて、日本の各地で月を信仰の対象として、精進•勤行し、飲食を共にしながら月の出を待つ月待ちの行事をしていましたが、その際の供養のしるしとして建てたのがこの二十三夜塔だそうです。



崇拝の対象として、十三夜は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、十五夜は大日如来(だいにちにょらい)、十七夜から二十二夜までは、観音様を本尊とし、二十三夜は勢至菩薩(せいしぼさつ)を本尊として祀りました。

月は勢至菩薩の化身であると信じられていたことから、二十三夜塔が最も一般的で全国に広まったようです。
まさに深い歴史が刻まれた地であり、永きに渡り語り継がれたこの森は、きっと次世代の人達にも語り継がれる事でしょう。



そんな歴史を知ったところで、Y字路の右手を見ると、この森一番のガレダートが…。一気に現実に引き戻された瞬間でした。自分には、この森を“知る”という任務を果たさなければなりません(^^;)



古人も、この大山参道へと続く厚木道を往来していたのでしょうか。こうした歴史深い地を巡るのは、とても感慨深いところがあります。



この道は先程までの竹林とは違い、“林道”感の溢れる古道です。



更に先を進むと、開けてきました。



健康の森の北側にある畑に抜けてしまいました。この先はすぐに民家になってしまうので、来た道を引き返します。



Y字路まで戻り、メインルートを西進します。



すぐに、このような分岐地点へと辿り着きました。
写真左側には、健康の森の南側へと抜ける道が、写真右奥には更に西進する道があります。



分岐地点にあったプチヒルクライム的な斜面で少し遊びました。



分岐地点から以西には、希少植物の保護と生物多様性を目的として、歩行者以外通行禁止の規制がされていますが、写真右側にも並行して規制の無い道があります。



歩行者以外通行禁止の場所には、このような写真解説付きの看板が設置されています。



ここからは、歩いて歩行者以外通行禁止のルートを辿る事に。



枯葉に覆われて希少植物がどこに自生しているのかよく分かりません…。



セロー君で走ってみたい感じの“林道”です。



小川を渡る所がありました。



その先も枯葉に覆われた“林道”が続きます。
この辺りまで来ると、足元がズブズブと泥地にハマってしまいます。



よく見ると、辺り一帯は湿地帯になっていました。



もう少し歩を進めると、擁壁が見えてきました。
ここはもう健康の森の敷地境界付近です。



今度は、木板が渡してある小川が流れていました。



小川の先には、ここが藤沢市とは思えないような原風景が広がっていました。
まさに貴重な森ですね。



置いてきたセロー君が心配だったのと、まだ探索箇所が残っていた為、再び分岐地点まで戻ってきました。
今度は、健康の森の南側へと向かっていきます。



左右の湿地帯の中を抜けていきます。



突き当たりの丁字路まで来ると、規制看板が設置されていました。
ここは、左側は希少植物が自生しているとの事で、通行制限がされている為、右側ルートへ進みます。



いつも走って見慣れているような“林道”を進んでいきます。



すぐに民家が見えてきました。



民家のある直角カーブの所に出てきました。



振り返ったところです。奥から抜けてきました。



再び分岐地点まで戻ってきました。



今度は、通行規制のある林道と並行している林道を西進していきます。



この林道は、通行規制がされている林道よりも一段高い所を走っています。



枯葉に覆われて見えにくいですが、木の根が剥き出しになっている箇所もあり、慎重に抜けていきます。



西進していた林道が北進方向に向きを変えると、路面はガレはじめました。



すぐにこのような開けた所へ出てきます。



畑の脇を抜けていきます。



奥の森が健康の森です。
これで、全ての探索を終えました。



今回の探索は、この森の歴史深さを知る事で知り得た物は多かった気がします。
温故知新ですね。
「子曰く、古きを温ねて新しきを知れば、以って師と為るべし」有名な孔子の言葉ですね。



嗚呼…家帰ったら洗車しなきゃ。
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Posted on 2015/04/04 Sat. 10:00 [edit]

category: 林道

thread: オフロードバイク関連 - janre: 車・バイク

tb: 0   cm: 8

コメント

大昔は月までの距離が今よりも短く、近かったため、かなりの大きさに見えたらしいですよね。
月が信仰の対象になるのもわかる気がします。

藤沢も色々ありますね。
昔、戸塚に近い、横浜薬科大のあたりで間違えて車で山の中に入って、焦った記憶があります。
すぐに民家なので出たときはホッとしましたが。
セローならどこでも行けちゃいますね。

URL | ラオ #9K64Lzaw
2015/04/04 12:06 | edit

民家には、セロー。

こーゆー所に入って行くにも、セローはジャストサイズですね。
トライアル車では、確信犯だし。フルサイズのオフ車は、場違い感あふれすぎです。
・・・夕方ですか・・・?

URL | チェッチェッチェロー #-
2015/04/04 12:08 | edit

Re: 月

ラオさん

> 大昔は月までの距離が今よりも短く、近かったため、かなりの大きさに見えたらしいですよね。
> 月に対する信仰って国内に限らず、海外でも多くありますよね。先人の知恵や考え方って凄い物です。

> 昔、戸塚に近い、横浜薬科大のあたりで間違えて車で山の中に入って、焦った記憶があります。
> すぐに民家なので出たときはホッとしましたが。
昔あったドリームランドの辺りですかね。あそこは今は取り壊されて薬科大や墓地になったようですね。昔のような森らしい姿、まさにセローワンダーランドが消えてしまいました…。

URL | かっき〜 #-
2015/04/04 12:56 | edit

Re: 民家には、セロー。

チェッチェッチェローさん

> こーゆー所に入って行くにも、セローはジャストサイズですね。
そうなんですよー。フルサイズじゃ、億劫に感じる場所でもこうしてスイスイ入れちゃうんですよね。KLXなんかで入る気にはならないでしょうね(^^;)

> ・・・夕方ですか・・・?
そうです。この日は、家の用事を済ませて15時からの探索となりました…。

URL | かっき〜 #-
2015/04/04 12:59 | edit

歴史探索にも

素敵な古道ですね、昔の面影を残していられる里山イイですね。
住宅地なんかにならずに残っていてもらいたいです。
セローは入り込めますねぇ~!歴史探索にもまさにジャストサイズです。

URL | 中性脂肪600 #-
2015/04/04 17:56 | edit

Re: 歴史探索にも

中性脂肪600さん

たまにはこういうマジメ?な探索もいいかなと思い、記事にしてみました。
こうして色んな所を走ってますが、どの道も歴史があるんですよね。過去に遡って歴史に触れてみるのもいいもんですね。
まぁ、今後もセローでのジャストサイズを活かしてほどほどに入り込んでみます(^^;)

URL | かっき〜 #-
2015/04/05 07:31 | edit

ヨコハマにも有ります。

ヨコハマに、小規模ですがこの様な場所が有ります。
場所は、ゆめが丘駅北の300ⅿです。航空写真で緑地の谷です。

URL | ぼ輔 #-
2015/06/30 17:14 | edit

Re: ヨコハマにも有ります。

ぼ輔さん

初めまして。コメントありがとうございます。

> ヨコハマに、小規模ですがこの様な場所が有ります。
> 場所は、ゆめが丘駅北の300ⅿです。航空写真で緑地の谷です。
航空写真を見ました。近い所にこんな森があったんですね。今度、時間があった時に覗きに行ってみますね。
情報ありがとうございました(^^)

URL | かっき〜 #-
2015/06/30 19:07 | edit

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